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間違ったHTMLの話

世の中に溢れる言葉というものは刻々の変化を遂げています。
つい数年前まで誰もが使っていた言葉が今では死語と呼ばれ
使うことすら躊躇ってしまうものが多々あります。

さて、今回はそのような変化は現実の世界だけでなくインターネットの
世界でもよくあることであるというお話をさせていただきたいと思います。

ホームページというものはそのままの内容が映像のように送られるわけではなく
HTMLと呼ばれる設計書のようなものをやり取りすることで成立しています。
設計書の書き方にはルールがありいわば、コンピュータが話す言葉のようなものです。

誰かがアクセスをしてきた場合には設計書を送り、それをアクセスした方の
パソコンやスマートフォンが読んで、人間が見るホームページの状態に構成します。

Grupoではユーザーが入力されたものを元にコンピュータが理解できる
HTMLの形に自動的に変換をしておりますので通常作成の際にはHTMLの知識は一切必要ありません。
なのでそもそも「HTMLなんて知りない」という方が多いかと思います。

それであれば何も心配はいらないのですが最近、古い書籍や
ネットで得た知識なのか、昔ホームページの作成されていた方なのか
今では間違ったHTML構文を使っている方をポツポツとお見かけするようになりました。


間違っている例(HTML5)


[1] 改行したい時
× <br> → ○ <br />

[2] 文字色を指定したい時
× <font color="red"></font> → ○ <span style="color:red;"></span>

[3] 文字を中央に寄せたい時
× <center></center> → ○ <span style="text-align:center;"></span>

※本来、<>は小文字で表記しますが説明の都合上、大文字で掲載しています。



該当するものを使っている方はいらっしゃらないでしょうか?
これらは最近主要となっているHTML5では間違った書き方となりますが
少し前までは普通に使われてきた構文なのです。

また、厄介なことに多くの端末では間違った構文であっても
期待通りの表示をしてしまいます。そのため間違っていることに気づかない場合も多いです。
ただしこれらは構文としては完全に間違っており検索ロボットなどが
ページを正しく理解することを阻害する可能性も否定できません。

本来、ホームページをより良いものにしたいという思いから
使われているものと思いますのでこれは非常に悲しいことです。
もし心当たりがあるという方は一度確認されてみてください。

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2015年06月29日

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